ボンネットって開けたことありますか?

高速道路などを走行していると、路肩に停車させてボンネットを開けている人を時々目にすることはありませんか? 
皆さんは、遠出などをして普段は通らない道や高速道路上などで不測のトラブルに陥った時、落ち着いてボンネットを開けることが出来ますか? 
車の点検は普段からディーラーの整備工場などにお任せという方の場合、意外と忘れているのがボンネットの開け方だったりします。
今回は、いざという時に備えて、「ボンネットの開け方のポイント」と、「ボンネットを開けることで分かる点検箇所」をご説明致します。

ボンネットの開け方のポイント!

①ボンネットを開けるために、一番大切なことがあります。

それは、車のエンジンを切った状態で開けることです。エンジンをかけたままボンネットを開けるのは大変危険です! もし走行中に異変を感じてボンネットを開けるような場合も、必ずエンジンを切ってから開けてください。

②次に、ボンネットオープンレバーを引っ張りましょう。

このレバーはだいたい、運転席に座った時の右足側の足下、前方付近にあります。少し固く感じることもあるかもしれませんが、きちんと引っ張りましょう。ボンネットが開くと、ボンと開いた音や振動で分かると思います。
どこにあるかわからない時は車の取扱説明書を見てみましょう。

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③車外に出て正面から見ると、ボンネットがわずかに空いて隙間が出来ているはずです。

その隙間に手を差し入れるとレバーがありますので、そのレバーを上に持ち上げながら、もう片方の手でボンネットを開けましょう。このレバーは車によっては左右に動くものもあるようです。

④ボンネットを開けたら見えるのが、エンジンルーム

このエンジンルームのどこかに、ボンネットを支えるためのボンネットステーという棒があるので探してください。クランプという留め具に固定されているはずです。
ステーを見つけたら、ボンネット側にステーを差し込む穴があるので、奥までしっかり差し込みます。ボンネットがしっかり固定されているのを確認できたら、手を離して大丈夫です。
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⑤最後に、ボンネットの閉め方です。

閉める際は、ボンネットステーを元の状態に戻しクランプで固定してから、ゆっくりと下ろし手を離しましょう。ボンネットが完全に閉まったかどうかの確認も、忘れないでくださいね。

ボンネットを開けることで出来る点検箇所!

ボンネットを開け、エンジンルームをのぞいて点検すべき箇所は5つあります。1ヶ月に1度、もしくは大雪などの悪天候の日や、長距離運転の前には点検するよう推奨されている項目です。ぜひ覚えておきましょう。

①ウインド・ウォッシャ液の量

液が不足していると、いざという時にフロントガラスの汚れを落とせず視界不良になり、事故に繋がります十分な量か確認しましょう。

②ブレーキ液の量

ブレーキ液の量が減ると、最悪の場合ブレーキが効かず、追突事故の原因になることも…。ブレーキ液の減り方が極端に早い場合は、ブレーキ系統からの液漏れの可能性も考えられます。整備工場などで詳しく点検してもらいましょう。

③バッテリ液の量

規定の量があるかどうか、車体を揺らすなどして確認してください。バッテリには寿命があります。液が減っている場合はバッテリの劣化も考えられ、バッテリ上がりの要因にもなります。

④冷却水の量

ラジエーター・リザーバー・タンク内の冷却水の量が、規定の範囲内になっているかを点検しましょう。冷却水が減ってしまうとエンジンがオーバーヒートを起こします。最悪の場合には、エンジンを交換しなければならない事態を引き起こします。

⑤エンジン・オイルの量

平らな場所でオイル・レベル・ゲージを抜き取り、付着したオイルを乾いたタオルなどで拭き取ります。再びオイル・レベル・ゲージをいっぱいまで差し込んでから、もう一度抜き取ります。ゲージに付着したオイルが規定の範囲内になっているかを確認しましょう。確認が終ったら、最後に元の位置に差し込んで戻します

プロじゃない私たちにも出来るのが「点検」です!

ここまで読んでみて、「ボンネットを開けるのは簡単そう。だけど、点検はちょっと…」と思われた方もいるかもしれませんね。でも、1度覚えてしまえば意外と簡単で、5〜10分ほどで済んでしまうんです。また、不足した液の交換や補充が難しいと感じるのなら、その道のプロに頼りましょう。普段から点検しておけば、ガソリンスタンドやカー用品専門店、カーディーラーに寄った際などに、「そういえば○○液が減ってきていたから、相談してみよう」なんてこともできますよね。
「点検」は、異変を事前に察知し、事故を未然に防ぐための第一歩。今回ご紹介した5つの点検箇所は、1ヶ月に1度のペースで行うことが推奨されています。1ヶ月の間に、たった10分だけの点検作業と考えたら、案外ラクに感じませんか? 緊急事態に陥って気持ちが焦っている時に、普段やり慣れていない行為をするのはとても難しいですよね。安全で楽しいカーライフのためにも、「点検」を日常化させておくことをオススメします

参考文献 日本自動車整備振興会連合会「My Car Hand Book ~知って納得!クルマの点検・整備備〜」
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